邪馬台国物語

唐古・鍵遺跡は弥生時代の全期間を通じて盟主であった

邪馬台国の物語の会主催の第4回会員セミナー「唐古・鍵遺跡から見た邪馬台国」は、7月31日(日)午後2時から、田原本町生涯学習センター研修室で開催され、一般の参加者も含めて60名が参加しました。
講師は、田原本町教育委員会の藤田三郎・田原本町埋蔵文化財センター長。奈良盆地の中央部にある唐古・鍵遺跡は、紀元前5世紀頃から人々が集まり、ヤマトの弥生社会の中心的な存在でした。
紀元前1世紀頃には最盛期を迎え、中国の漢の影響を受けた建物跡や絵画土器などが発見されています。そして、三輪山を挟んで纒向遺跡の誕生、女性シャーマンが活躍する社会は、まさに女王卑弥呼に繋がるのでは、との話しで締めくくりました。
また、セミナーの前後には、隣接する唐古・鍵考古学ミュージアムも自由見学、古代史満喫の1日でした。