チャンチャン祭りと英霊眠る大和神社
チャンチャン祭りと英霊眠る大和神社
社殿は宮中三殿式で、中央に大和の地主神である日本大国魂(やまとおおくにたまの)大神が祀られ、右殿に八千戈(やちほこの)大神、左殿に御年(みとしの)大神が祀られています。
日本大国魂大神は、当初は宮中内に天照大神と同殿に祀られていました。しかし、第十代の崇神天皇が神威をおそれて皇女・豊鋤入姫(とよすきいりひめ)に命じて、天照大神を笠縫邑(かさぬいのむら)に一旦移し、さらに伊勢神宮の地へ求めました。
大和神社も、もとは柳本の長岡岬にあったといわれているが、いまは北へ谷一つ隔てた竜王山から西に張り出す丘陵「長柄」に移されたといわれています。
「大和の祭りのはじめはチャンチャン祭、まつりの納めはおん祭」と呼ばれるように、毎年4月1日には古式豊かな白装束に身を包んだ氏子達が、中山大塚古墳の一角に作られた「お旅所」まで、およそ3kmを練り歩きます。
戦艦大和の守護神として、英霊をまつる
戦艦大和の守護神として、英霊をまつる
奈良時代の遣唐使たちは、出発前に長旅の交通安全を祈って大和神社にお参りをしたという言い伝えから、第2次世界大戦当時、世界最強を誇った日本海軍の「戦艦大和」の守護神でもありました。 大和は昭和24年4月に、鹿児島沖で撃沈されますが、護衛艦を含むその英霊2,736柱が境内の祖霊社に合祀されています。
【アクセス】
天理市新泉町306
JR万葉まほろば線「長柄」駅、東南へ徒歩5分
http://ooyamatohp.net/

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