自宅を開放、和風コーヒー「卑弥呼庵」
卑弥呼庵
山の辺の道の景行天皇陵と崇神天皇陵のちょうど中間点にある「卑弥呼庵」。
ご主人の定年退職を機に、山の辺の道を訪れる人のために、和風民家の自宅をそのまま開放したという山東伊勢子さんが笑顔で迎えてくれます。

店を始めるきっかけは、友人の一言から。
「このあたりには休憩できるお店はおろか、お弁当を広げられる木陰も少ない」「この家が茶店だったら他のハイカーもきっと喜ぶよ」。
「卑弥呼庵」という名前は、ちょうど黒塚古墳の33面の三角縁神獣鏡が発掘され、卑弥呼の鏡ということで全国的に話題になったからだという。
いにしえの風に吹かれて…
今年で開店23年目。
門脇には伊勢子さん丹精を込めて育てた季節のお花が日々欠かさず活けられています。
メニューは「抹茶(和菓子つき600円)」と、茶筅で泡立てた「和風コーヒー(400円)」だけだが、「寝転がって本を読んで帰る人もおられます。好きなだけゆっくりと過ごしていただければ」と伊勢子さん。
縁側に腰掛けてゆっくり景色を眺めると、正面に三輪山と景行天皇陵が見える。春分・秋分の日には二上山に沈む夕日が拝める。
訪れるファンが絶えない。
最近は臨時休業することも多い。事前に電話で確認することをおすすめします。
【アクセス】
・天理市柳本町2994
・奈良交通「渋谷」バス停より東へ徒歩8分
・営業時間:9:00AM~17:00PM

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見どころ
青垣出版