元伊勢の伝承 桧原神社
元伊勢の伝承 桧原神社
初代の斎王・豊鍬入姫命
『日本書紀』崇神天皇紀によれば、崇神天皇は、天照大神(あまてらすおおみかみ)と倭大国魂神(やまとのおおくにたまのかみ)の2柱の神を天皇の殿舎にお祭りしました。ところがこれが原因で、国中に疫病が流行したため、天照大神を一旦移すことにしました。
崇神天皇は、皇女・豊鍬入姫命(とよすきいりひめのみこと)に命じて宮中に祀られていた天照大神を「倭笠縫邑(やまとかさぬいむら)」に「磯城神籬(しきひもろぎ)」を建てて移しました。
それがここ桧原の地で、桧原神社は、大神神社の摂社です。 そして次の垂仁天皇の時代、豊鍬入姫の姪にあたる皇女・倭姫命(やまとひめのみこと)が各地を巡行し伊勢国に辿りつきます。
伊勢遷幸ののちも、檜原神社として大御神を引続きお祀りしてきました。そのことより、この地を「元伊勢」と呼んでいます。
豊鍬入姫命は初代斎王とされ、三ツ鳥居に向かって左に「豊鍬入姫宮」が建っています。つまりはここが、倭姫の巡行地のスタート地点です。
鳥居越しに二上山に沈む夕日は絶好のスポットとして有名です。
【アクセス】
桜井市三輪1422
JR万葉まほろば線「三輪駅」 徒歩30分 

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