大物主大神が鎮まる三輪山
大物主大神が鎮まる三輪山
特別な登拝の信者が絶えず
三輪山は古来、大物主大神(おおものぬしのおおかみ)が鎮しずまる神の山として信仰され、『古事記』や『日本書紀』には、御諸山(みもろやま)、 美和山、三諸岳(みもろだけ)と記されています。
高さ467メートル、周囲16キロメートル、面積350ヘクタールのお山は松・杉・檜などの大樹に覆われて、一木一草に至るまで神宿るものとして尊ばれています。
特に杉は『万葉集』をはじめ、多くの歌集に詠われ「三輪の神杉」として神聖視され、後世に三輪山の杉葉で造られた杉玉が酒造りのシンボルとして酒屋の軒先に飾られるようになりました。
また、山中には磐座(いわくら)と呼ばれて信仰の対象となっています。
神社の古い縁起書には頂上の磐座に大物主大神(おおものぬしのおおかみ)、中腹の磐座(いわくら)には大己貴神(おおなむちのかみ)、麓の磐座(いわくら)には少彦名神(すくなひこなのかみ)が鎮(しず)まると記されています。
近代になり、熱心な信者の方々の要望もあり、特別に入山が許可されています。
もちろん三輪山への登拝は「お参り」が主眼であり、観光や一般の登山・ハイキングとは異なることに十分留意し、敬虔な心で入山いただきます。
三輪山登拝には、摂社「狭井神社」での受付が必要となります。
(大神神社のHP参照)
【アクセス】
桜井市三輪1422
JR万葉まほろば線「三輪」駅 徒歩30分
http://oomiwa.or.jp/

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